債務整理手続きと借金取り立てについて

債務整理手続きと借金取り立てについて

借金があるというだけでもストレスですが、返済が辛い、取り立てがあるとなればそのストレスはかなりのものになります。
債務整理の手続きをすれば借金取り立てが止まるといいますが、それは具体的にいったいどの時期なのかを調べてみました。

 

≪弁護士や司法書士に依頼した場合≫

弁護士や司法書士に債務整理を依頼したら、債権者へ受任通知が送られることになります。
その受任通知を債権者が受け取った時点で、借金取り立てはストップします。

 

ですから、余裕を持って返済日の1週間前には債務整理の手続きを始めた方が良いでしょう。
そうすれば、その月の支払い分からストップできますね。
取り立てを少しでも早くストップさせたい場合は、ファックスで受任通知取りあえず送信して、後で郵便にて送る方法を取る場合もあります。

 

≪自分で手続きをする場合≫

特定調停など自分で手続きを行う場合は、裁判所に申立書を提出して、そこから債権者へ通知が行ってからしか止まりません。
ですから、取り立てストップまでかなりの期間を要します。
自分で手続きや交渉を行える余裕がある人ならいいですが、取り立てに対するかなりのストレスを抱えている人は、専門家に依頼した方が無難でしょう。

 

≪借金取り立てのルール≫

借金取り立てでも、ちゃんとしたルールがあります。
法を守らず取り立てを行うと、債権者は罰せられます。
取り立てのルールは、以下の通りです。

 

  • 大声を出す、恫喝、脅迫的な言動をしてはいけない
  • 午後9時から午前8時までの一切の取り立てはしてはいけない
  • 応対できないと言われた時間に訪問や電話をしてはいけない
  • 勤務先への訪問や電話は禁止
  • ビラを貼るなどの嫌がらせは禁止
  • 自宅や勤務先への居座りも禁止
  • 返済資金を作るために他の方法を強要してはいけない(保険金など)
  • 家族・親族・知人に請求してはいけない
  • 弁護士や司法書士の介入後の取り立ては一切不可

 

もし借金取り立てで困ったら、迷わず警察へ通報するようにしましょう。